子供たち・先生の感想

平章小学校

福井県 平章小学校:前校長 青木先生

福井県 平章小学校:前校長 青木先生
福井県 平章小学校:前校長 青木先生

 「ええっ!えーえっ。」「うっそー。信じられん。」このような驚きと「すごい。」といった感動が連続するAEFAの出前授業は、1年にたった1回だけのものであっても、子どもたちの心の奥底に響き、自分は恵まれている、幸せだと実感するようです。そして、ラオスやベトナムの友達が厳しい環境の中でも目を輝かせ真剣に学んだり、家族の一員としてお手伝いを頑張っている姿に心をふるわせ、自分たちに何かできることはないだろうかと真剣に考える機会となっています。まさしく、自分自身を振り返る機会となっているのです。
 これからも、末永く活動を続けていただくことを心から切望いたします。

ドルトンスクール東京

オリジナルカードゲームでラオスの子ども達の生活を体験

東京都 ドルトンスクール:木村先生

東京都 ドルトンスクール:木村先生
東京都 ドルトンスクール:木村先生

社会貢献を考え、理解するいい機会となりました。 「ボランティア=慈善」という響きがありますが、世の中の会社がなぜ社会貢献をするか、本当の意味を考え、大人になっても覚えていて欲しいと思います。活動から2年たっても、他の活動の中での子どもたちの発言を聞くと、子どもたちにワンコインスクール活動が根付いているのがわかります。

丸岡中学校

福井県坂井市立丸岡中学校 O・Yさん

ベトナムはそんなに豊かな国ではないのに、日本国民のために朝ごはんを抜いたり、お菓子を我慢して募金をしてくれているなんて本当に優しい人たちだなと思います。国の貧富とかそんなことよりも、心の中にある優しさや思いやりが大切です。私もベトナムのみなさんを見習っていきたいです。

福井県 丸岡南中学校:坪川校長

福井県 丸岡南中学校:坪川校長
福井県 丸岡南中学校:坪川校長

 自分たちの頑張りをカード運動として取り組むために「チャレンジ21」という基盤がもともとあったところに、「いわき市生徒会長サミット」の取組みを聞きました。良い意味での刺激を受け、チャレンジ21活動を進化させ、生徒会活動も活発化してきました。PTAからの支援(資金援助)が得られたことが活動を支えていると思います。

高野尾小学校

「会社をつくろう」の取り組み

津市立高野尾小学校 & ラオス・ピアラー小学校

高野尾小学校では独自のプログラムによるキャリア教育の一環として5、6年生が「会社をつくろう」という取り組みに挑戦しています。商品開発や製作販売を通じて、直面している課題について調べたり、有効な利益の使い道について話し合ったり。友だちと協力しながら仕事をする喜びを味わった子ども達。「鍋しき、こけだま、猫の洗濯バサミ」など開発した商品の売上は話し合いの結果、ピアラー小学校の子ども達のために使われ、教材や浄水器が贈られました。

「会社をつくろう」の取り組み

青柳小学校

総合学習でベトナムについて学習

文京区立青柳小学校 & ベトナム・マックディンティ小学校

毎年6年生がマックディンティ小学校と交流を担当しています。2012年は調べ学習4時間、まとめ3時間の計7時間かけてベトナムについて自分が調べたいテーマを考え、グループで勉強。テーマは、ベトナムの文化、祝祭日、食べ物、スポーツ、貿易、観光スポット、世界遺産など多岐にわたり、学校公開日では発表もしました。「ベトナムのお友だちに直接思いを伝えたい」と、翻訳サイトを使ってベトナム語を調べながらの交流作品作りに取り組んでいます。

総合学習でベトナムについて学習

広瀬小学校

日本の子供たちがアジアの子供たちのために学校を作る「ワンコイン・プロジェクト」を通じて、人の役に立つこと、心が通じること、大切な事を学ぶことができました。

◆ S.I君(仙台市立広瀬小学校)

仙台市立広瀬小学校

ポンタン小学校との交流から本当にいろんなことを学びました。正直最初はあまり興味を持たなかったポンタン小学校との交流ですが、僕たちが小学校をつくったんだということがとてもうれしくて、ポンタン小学校との交流が楽しくなり、ついには卒業プロジェクトで自らポンタンプロジェクトに入ったほどでした。それに交流の中で「お金」という言葉を使いませんでした。ポンタン小のみんなからの手紙でも「広瀬小の皆さんのお金のお陰で」ではなく「広瀬小の皆さんのおかげで」と書いていたときには、ぼくたちはお金でつくったんじゃない、心でつくったんだということをポンタン小学校のみんなから逆に学びました。そしてポンタン小学校のみんなの笑顔には本当に感動しました。あの笑顔にぼくはすごくパワーをいただきました。ぼくは物よりも心ということを心に入れて、笑顔でこれから生きていきたいです。

◆ M.Yさん(仙台市立広瀬小学校)

「わたしもわかばの学習(総合)を通してポンタン小学校のともだちから多くのことを学びました。誰かが喜んでくれることがこんなにうれしいとは思っていませんでした。本当にありがとうと伝えたいです。
人の役に立つこと、誰かに喜んでもらうことがとても大切なことを学んだので、この経験を絶対忘れないようにしようと思います。そして、私も将来、だれかの役に立つような生き方をしたいです。私は一緒に成長していくラオスのともだちを忘れず感謝の気持ちをもって心に残して行きたいです。そしていつかポンタン小学校にいってそのことを思い出したいです。このことはずーっと忘れません。」

◆ A.K君(広瀬小学校)

ポンタン小学校は、僕たちはAEFAの人たちによって、きれいな学校になったけれど、前までのポンタンを思い出して、自分たちが快適に暮らしている今も、不便な生活をしている人がいると自分に言い聞かせて、毎日の生活に感謝したいです。

東舘小学校

東舘小学校では、毎年、国際交流担当学年である4年生が中心となり、ラオスとの交流を進めてきました。文房具支援、楽器支援、そして、「食べるラー油」を手作りしてバザーで販売するなどの活動を続け、ワンコインスクール・プロジェクトにも参加してきました。
そうした取組の中で、東舘小学校の子どもたち自身に大きな気づきと発見があったことは、交流の素晴らしい成果だと感じました。

◆ S.Kさん(東舘小学校)

わたしは、「学校を作ってあげるのではなく、作りたいと思っている人を手伝いたい。」という言葉がとてもいいと思います。
それは、てつぼうも「できない。」と思うとできなくて、「できる。」と思ってれんしゅうしたら、できた。ということがあったからです。作れないとおもうと作れません。だから、谷川さんは「作りたい、作れる。」と思っている人を手伝うんだと思います。だから、私も、できるとしんじてがんばります。

◆ H.Kさん(東舘小学校)

「日本はまだまだだと思います。」勉強ができる平和な国なのに、ほとんどの人が勉強が「めんどうくさい、やりたくない。」といっているからです。ラオスの人たちは「ゆめがあって勉強がしたい。」と思っています。日本とは、まるでぎゃくです。わたしは、自分で書いていてもなさけないです。ラオスをみならって、がんばっていきたいと思います。

河和田小学校

東日本大震災の際、山岳少数民族の村にもその知らせが届くと、お金がない中、村人や子ども達が大切なお米やニワトリなどの財産を寄付してくれました。その様子を紹介すると、こんな感想が寄せられました。

福井県鯖江市立河和田小学校5年生

福井県鯖江市立河和田小学校5年生

僕は、ベトナムの子どもたちが、せいぜい食べていける命のお米を、自分たちがぎせいになってまで、日本を助けてくれたという話を聞いて、正直泣きそうになりました。だからこれからもずっと、そういう助け合いが続くと、とてもいいと思ったし、そんな世界になると、もっといい世の中になるんじゃないかと、心から強く思いました。

武蔵村山市立第八小学校

かぼちゃプロジェクトと絵手紙交流

武蔵村山市立第八小学校 & ラオス・パチュドン小学校

武蔵村山第八小は、地域との協働学校として、地域の方が講師を務める「ふれッチャ」の時間に、「国際交流クラブ」を創設。お互いの国のかぼちゃを育てて観察したり、料理を体験する “かぼちゃプロジェクト” や絵手紙の交換、自分たちの学校を紹介する壁新聞作りなどに取り組み、交流を深めています。

パチュドン小でも交流事業の中で初めて絵手紙描きを体験。かぼちゃ・かぼちゃの花・バナナ・木・あひる・魚・目・ハートなど個性豊かな作品が描かれました。

かぼちゃプロジェクトと絵手紙交流

東京都 武蔵村山第八小学校:榊校長

東京都 武蔵村山第八小学校:榊校長
東京都 武蔵村山第八小学校:榊校長

 本校には789名の児童がいますが、不登校児はいません。このプロジェクトだけが要因ではありませんが、このような取組みが不登校児ゼロにつながっていることには間違いありません。
 子どもたちも、ワンコインスクールプロジェクトには自主的に活動するようになってきています。家庭からも反応も大きいものがあり、親子の対話も増えているようです。
 人間が幸福に暮らすのは自分だけが経済的に豊かになることではないとラオスの子どもを見ていて実感しています。
子どもたちも活動を通じて、ラオスの子どもたちと支え合っているのを感じ合えたときに、幸福を感じることができているのでないかと思っています。
このプロジェクトには、子どもを変えるパワーがあると感じています。

東京都 武蔵村山第八小学校:牧校長

東京都 武蔵村山第八小学校:牧校長
東京都 武蔵村山第八小学校:牧校長

 毎年ワンコインスクールプロジェクトの発会式を行い、プロジェクトを継続して実施してきたことにで、「地域のために何か役に立つことをしたい。」という子どもたちが増え、多くの児童が参加してくれるようになりました。
 家族に褒められたり、活動を通して自分の頑張りが認められたり、また、ラオスで自分たちの交流作品が紹介される映像を見たりしながら、交流している実感がわき、子どもたちの意識が変わってきているのを感じます。

静岡英和女学院高等学校

静岡英和女学院高等学校はタイボランティアツアーで、村でホームスティし、カレン族の子供たちと交流をしました。自然と共生する生活、助け合って生きるカレン族の人を見て、高校生は多くのことを学んでいますその後の人生を大きく左右させる程、印象的で感動的な旅となりました。

◆ 村松 彩野さん (静岡英和女学院高等学校卒業生)

向こうの校長先生が私たちを歓迎してくれ、たくさんの食事をごちそうになり帰ろうとした時のことです。私たちが残してしまった食事をティンやその仲間が食べていたのです。私はそれを見た瞬間、涙がとまりませんでした。日本では食べ残すという事に何の抵抗もなく、一日どれだけの残飯がでるでしょうか…限られた水と食糧の中で暮らす人々は、日本には無い、本物の生きる力があると思います。

◆ 森田 真菜さん(静岡英和女学院高等学校卒業生)

自然と共に生きているカレン族の人達にとっては、森は大切な友達であり、時には森を助けたりするなどして、森と人がひとつになっていることがわかりました。またカレン族の文化や伝統はとても大事に受け継がれていて、知恵のある生活を続けていました。それに比べ私は、日本人を続けているにもかかわらず、日本の伝統や文化を知らず、質問されてもはっきり返事ができずとても情けなくなりました。カレン族の人達は、自分の村に誇りを持ち、自分にも誇りを持ち、とても生き生きとした姿に心を打たれました。

◆ 矢澤 杏咲さん(静岡英和女学院高等学校卒業生)

どんなに生活が貧しくても、また裕福であっても、感じ方は人それぞれですが、今回タイに行って思ったことは、タイという国、特にカレン族の人達の生活の中には、愛が溢れているということです。どんなに貧しい生活をしていても、村の中にはいつも笑顔の村人が沢山いるのです。少数民族だからこそ、互いに助け合って、隣近所の人と家族のように仲良くなれるのだと思いました。

◆ 境田 紘子さん(静岡英和女学院高等学校卒業生)

自給自足での生活の中、電気をあまり使わない、物を大切に何度も使うカレン族の生活ぶりは、今の日本に何かを呼びかけている様です。子どもたちが遊ぶテビレゲーム、パソコン、携帯電話。「本当に必要ですか?」「何のために」「楽しいから?」「それで?」是非聞いてみたい気分になりました。かつて私がそうだったように、何だかばからしくてなりません。日本に帰ってきて、蛇口を開くと当たり前の様に流れる水やボタンを押すだけのテレビを使うと申し訳ない気分でいっぱいになりました。あたり前では、なかったのです。この暮らしは。幸せで当たり前。命があって当たり前という考えから、日常を幸せに思い生活していくことが大切なんだと改めて思いました。

◆ 薩川 美咲さん(静岡英和女学院高等学校卒業生)

山岳地帯には学校がほとんどありません。子供達は辛くても親から離れ寮で生活しなければいけません。私が寮の前を通ったとき、小学生にもならないような子が自分の服を洗濯していました。しかし、洗い方を知らないのでしょう。ぐしゃぐしゃと洗い、ビチョビチョのまま一生懸命干していました。まだお母さんに甘えたい年頃の子が親と離れ寮で生活し、自分の身の周りの支度をしていると思うと胸が痛くなり、自分がどれだけ親に甘えていたか知らされました。

玉島南小学校

空き缶集め → ラオスで牛の購入、ベトナムの奨学金支援

倉敷市立玉島南小学校 &ベトナム・アップラン小学校

玉島南小ではアルミ缶回収を通じて、アジアの子ども達を応援しています。冬の寒い中、缶をつぶす作業は手がかじかんで、本当に大変な作業です。アルミ缶集めで得た資金は、ラオス・ノンドュン小学校に贈られ、つがいの牛と文房具になりました。牛2頭は学校の名前をとって「たまちゃん」「しまちゃん」と命名。子牛が産まれたら育てて売り、その売上を学校運営資金にします。また、2013年からは、ベトナムの小学生3人が1年間学校に通うための奨学金も支援。自分達と同世代のアジアの子ども達の夢を応援しています。

空き缶集め → ラオスで牛の購入、ベトナムの奨学金支援

小山田小学校

環境をテーマにした交流

町田市立小山田小学校 & タイ・サムソップ小学校

小山田小では裏山の竹林保全、竹炭作り、鶴見川の浄化作戦、屋上の緑化など、学校の身近な環境作りに取り組んでいます。地域の皆さんと自分たちで作った竹炭を販売。その売上でサムソップ小学校に教材や職業訓練の材料を寄付しました。この教材を使って、サムソップ小学校も環境調査に取り組み、メーチェム郡理科コンテストで優勝しました。

環境をテーマにした交流